Emilio Administrative Law Office
いちから分かる!スモールビジネスのためのCookie入門:第1回「Cookieって何のためにあるの?」
今回から、ウェブや法律に詳しくない方でも分かるように、「いちから分かる!スモールビジネスのためのCookie入門」というシリーズをお届けします。
最近、ホームページを作ったり、外国からのお客様向けに英語のページを追加したりしていて、ふと「Cookieポリシーって必要かな」と思ったことはありませんか?もしくは、ネットを見ていると、画面の下や真ん中に「すべてのクッキーを受け入れる」というバナーが出てきて、よく分からないまま「同意」ボタンを押している方もいらっしゃるかもしれません。
でも、「そもそもCookieってなに?」「何のために使うの?」「自分にも関係あるの?」と思っている方も多いと思います。
このシリーズでは、最初にCookieについてポイントを絞って説明し、日本や世界ではどのような法的規制があるのか、スモールビジネスでは何を対応すればいいのか、解説していきます。
今回のテーマは、ずばり「Cookieってなに?何のためにあるの」です。あまりウェブに詳しくない方でも分かりやすいように、専門的な言葉は使わず、身近なたとえを使って、やさしく説明していきます!
Cookieとはウェブサイトの「顧客カード」
「Cookie(クッキー)」とは、ウェブサイトを見た人の情報を、パソコンの中に一時的に保存しておくしくみのことです。
…と聞いても、ピンとこないですよね。では、ちょっと身近なたとえ話をしましょう。
デパートの化粧品売り場で、とあるメーカーの化粧品を購入した際、顧客カードを発行されたことはありませんか?次回来店した時に、そのカードを店員さんに渡せば、前回は、いつ、どんな化粧品を購入したか、記録を確認してもらえるので、いちいちどんな化粧品が欲しいか説明しなくても済むのは便利ですよね。
このように、過去に来た時の情報が残っていることで、便利なサービスを受けられるわけですが、実は、Cookieも、それと同じようなことをしてくれているのです。
Cookieとは、あなたがあるウェブサイトを閲覧した際に、あなたのパソコンやスマホに保存される小さなテキストファイルのことです。実は、WordファイルやPDFファイルなど、私たちが普段使っているファイルデータと同じものなんです。
パソコンで考えてみます。WordファイルやPDFファイルは、自分でファイルを作成したり、第三者がメールやクラウドを使って共有してくれたりしたものを、自分でパソコンに保存しますよね。これに対して、Cookieファイルは、あなたが閲覧するサイトの運営者によって、通常は見えない「隠しファイル」として、パソコンに保存されます。
自分のパソコンに知らないうちにファイルが保存されるなんて、何だか不思議ですね。その仕組みについては、詳しく後述します。
このCookieファイルが、先ほどの顧客カードの役割を果たします。ウェブサイト側で、Cookieファイルに「お客様のログイン情報」「カートに何を入れた?」「言語は日本語を表示してた?」など、前回の情報を記憶しておくことで、あなたが再びアクセスした時に、スムーズにサイトを見られるようにしてくれます。